うっしデッキ

デュエル・エクス・マキナ(DXM)のデッキやプレイを考察するブログ。コントロールフリーク。Twitterで更新情報をお伝えします(@usshiofdxm)。

<剣闘士の凱旋>カードレビュー【ルクソール編】

メフィスト解禁からまだ日も浅いですが、早くも追加セット<剣闘士の凱旋>が発表されました。単純にカードプールが広がるのは1プレイヤーとして楽しみな限り。
今回は「兵士」と「ウルモル」が主要部族となるようですが、特に全ての勢力に影響のあるウルモルの新カードには期待したいですね。

それでは早速、発表されたカードの簡単な評価をしていきたいと思います。
新カードの公式情報はこちらから。

※新たに公開され次第更新していきます。

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武王 ラムセス

コスト3 ユニット
自ターン中、自ガーディアンの被ダメージ時、相手ガーディアンに1ダメージを与える。
2/3

これ、結構ヤバそうな気がします。アヌビスや「統一王メネス」のデメリットが相対的に緩和され(調整前のスサノオのGPっぽい感じ)、「統一王メネス」「収臓器カノポス壺」のダメージ効率が上がるわけで…
「殺人魚キラーフィッシュ」「魔獅子サブナック」や、メフィストルクソールに多数追加された"破壊時自ガーディアンにX点ダメージを与える"デメリット持ちのユニットを詰め込んだ速攻デッキとかも成立するかもしれません。後述の「楽音神イヒ」との相性は抜群です。

音神 イヒ

コスト2 ユニット
攻撃時、両ガーディアンに1ダメージを与える。
タイプ:神
2/2

ラムセスのお供ですね。単体でも攻撃時は3/2相当、ブロッカーとしても同マナ域と十分に渡り合えるため、すんなり今のデッキにも入るでしょう。2/1でもおかしくない優秀な低マナユニット。

12/16追加

大鰐 ナイルクロコダイル

コスト5 ユニット
自ガーディアンの被ダメージ時、ATKを+2する。
1/5

今回ルクソールでフィーチャーされている「自ガーディアンのダメージ時」。こいつの場合、1点食らうごとに打撃力2点分増やしていけば、単純に数字として相手のクロックを上回ることができます。これ系のユニット全般に言えますが、ミラーでのアメミットメタにもなりますね。

カノポス壷の櫃

コスト3 スペル
カノポス壷の盗掘をデッキ外から2枚手札に加える。

カノポス壷の盗掘

コスト1 スペル
自分か相手の場1マスに収臓器カノポス壷を出す。

手札の増える枚数的には八咫烏の急報と同じ。ユニット1枚少ない分、分割払いと列を問わなくなったホルスの封臓とも言えます(マナ効率的には同じですね)。小回りが利く分こちらの方が使いやすそう。都合1枚で3回スペルを唱えられるので、ドレインで3点分回復できるミイラの呪術師とは実に相性がいいですね。

ワセトの戦象

コスト3 ユニット
自ガーディアンの被ダメージ時、ATKを+1する。
2/3

小型ナイルクロコダイル。デュエルアリーナでは安定の中堅ユニットとして活躍しそう。

メナトの恩沢

コスト2 スペル
自ガーディアンに1ダメージを与える。ATK2以下のユニットカードをデッキ内から2枚手札に加える。

1ダメ減って条件付きサーチになったシャイの賭け。胡散臭さがプンプンします。悪名高いセシャトやミイラの兵長を筆頭に、ルクソールにはアドアドしい小型ユニットがいくらでもいるで、雑に今のデッキに突っ込んでも十分仕事しそう。「被ダメージ時」効果との相性は言わずもがな。

ギーザのウルモル

コスト2 ユニット
他のタイプ『ウルモル』の自ユニットが破壊された時、ランダムな相手ユニット1体のHPを-1する。
タイプ:ウルモル
2/2

勢力横断のウルモルサイクル、ルクソール版。HPのマイナス修整はダメージによる破壊に比べて確実性が高く、ランダムなおかげで隠密にある程度耐性があります。とはいえ基本的にビートダウンデッキになるであろうウルモルデッキにおいては、若干受け身な能力ではあります。

美運神 ハトホル

コスト1 ユニット
自ガーディアンのライフが7以下のとき、召喚時、ATKとHPを7にし、カードを7枚引く。
タイプ:神
1/1

ロマンカード。執拗なまでの7への拘り…ボーラス様かな?
真面目に考察すると、能力を発揮できればトリニティのデカブツなんて目じゃない強烈なコストパフォーマンスと、絶大なカードアドバンテージをもたらします。弱点は、まずライフを回復しないため、単体では盤面をまくれないこと。とはいえ7枚も引けば除去の1枚も引かないわけがなく、また8マナでハトホル→ファラオマスクの呪いなんて動きはかなり現実的です。
それから、7枚引くのが強制なので、それまでに手札を使い切っておかないと、下手すれば欲しいカードをそのままディスカードするかもしれません。なにより引きすぎてライブラリーアウトなんてのも十分あり得る。
軽量のスーサイドビートダウンにおけるアドソース、ぜひ使いこなしてみたい1枚です。

メジェドの木像

コスト1 ユニット
召喚時、召喚されたマスを砂漠にする。
1/1

これまでなぜかオリンポスとアスガルドにしかいなかった、1マナで基本土地生成するユニット。これ、かなり待ち望んでた人も多いじゃないでしょうか。僕自身これまでずっと、2勢力への謎な優遇だと思ってたので、この是正は素直に嬉しいです。
ただ砂漠に関しては、概ね中長期戦志向のデッキなので、1マナユニットの入る余地があるのかはなんとも言えません(そもそも僕自身が普段使わないというのもあります)。

<剣闘士の凱旋>カードレビュー【オリンポス編】

メフィスト解禁からまだ日も浅いですが、早くも追加セット<剣闘士の凱旋>が発表されました。単純にカードプールが広がるのは1プレイヤーとして楽しみな限り。
今回は「兵士」と「ウルモル」が主要部族となるようですが、特に全ての勢力に影響のあるウルモルの新カードには期待したいですね。

それでは早速、発表されたカードの簡単な評価をしていきたいと思います。
新カードの公式情報はこちらから。

※新たに公開され次第更新していきます。

今回はオリンポス編。その他の勢力については以下のリンクからどうぞ。
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愛美神 アフロディテ

コスト4 ユニット
タイプ『兵士』の自ユニットが場に出たとき、ユニットカードをデッキ内から1枚手札に加える。
タイプ:神
3/2

新たな「神」。とりあえず1体でも兵士を出せればアドバンテージを得られます。
メフィストまでの兵士ユニットはこちら↓。現状はオリンポスのみですが、剣闘士の凱旋では他勢力にも追加されるのでしょうか?
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単体のスタッツが高いもの、「場に出たとき」の効果をもつカードが既に数多くあるため、単純にアグロオリンポスのドローソースとして優秀と言えるでしょう。
上記の検索にはひっかかってませんが、地味に「竜牙兵 スパルトイ」も兵士なので、「カドモスの竜牙」「冥路神 ペルセポネー」で相手のHP1を除去しながら、こちらは一方的に大量ドロー!みたいな動きはやってみたいですね。
4マナというアグロには微妙な重さとHP2の脆さはやはり目につきます。どちらかと言えばミッドレンジ~コントロール的なロングゲーム指向のデッキで、アドバンテージ源兼除去の的という立ち位置が適切でしょうか。
個人的には、兵士デッキが強化されることで「狩聖 アタランテ」を有効活用できそうなのが楽しみ。始めたての頃結構重宝してました。

アイギスの守護

コスト1 スペル
ターン終了時まで、全自ユニットは戦闘ではHPを1残して耐える。

1マナの軽さは嬉しいところですが、単体では全く仕事をしないのが扱いの難しいところ。1ドロー付きだったら逆に強すぎたでしょうか。
同じような効果を持つ「勇健神 アイグレー」「航海長 イアソン」が現状ぱっとしないこと、オリンポスゆえにスペルであることも活かしづらいのもイマイチ。

恋愛神 エロース

コスト4 ユニット
召喚時、相手ガーディアンに自分の場のタイプ『兵士』のユニットの数だけダメージを与える。
タイプ:神
3/3

優秀な召喚時能力と標準的なスタッツを併せ持つ「神」。最大で直接5点ダメージは夢があります。
「テーバイの重装投槍兵」の存在を考えると、3点以上飛ばせれば十分でしょう。HP2と3の違いは大きそう。
みんな大好き(大嫌い)「サテュロスの短弓兵」との相性は言わずもがなで、3→4とマナカーブ通り展開された日には悶絶もの。
これまでは短弓兵の能力のために他のユニットの展開を遅らせるというプレイングもありましたが、エロースがいれば躊躇なく展開していくことが出来ますね。

アマゾネスの短剣兵

コスト3 ユニット
召喚時、同じ横列にアマゾネスの短剣兵を2体出す。
タイプ:兵士
1/1

コリントスの軍監訓練士」の上位型(互換ではありません、念のため)。「エロースと短弓兵と一緒に使いなさい」と天の声が語りかけてくる…。
「カドモスの竜牙」との比較になりますね。1マナの差、速攻の有無、そしてターンを返しても場に残るかどうか。いずれにせよ「場に出たとき」の効果を誘発させる格好の種です。場合によっては2種併用もアリでしょう。
そういえば、僕はあまり対戦で出くわしたことはないのですが、「魔淑女グレモリー」とも似てますね。既にグレモリー入りのオリンポスとかもあったりするのでしょうか。

ミノタウルスの斧兵

コスト3 ユニット
速攻
召喚時、ターン終了時まで、戦闘ではHPを1残して耐える。
2/1

色々挙動は異なりますが概ねオリンポス版「ミイラの兵長」。細かい違いは、「確実に除去したい後列のユニットが前列のブロッカーに阻まれて殴れない」「速攻持ちなので相手の除去に対して猶予があり、本体2点ダメージにもなる」といったところでしょうか。HPが1違うとはいえ、前列縛りがない分概ね「ケンタウロスの軽装騎兵」の上位互換となりそう。
多くの軽量ユニットに対して1対2以上の交換を強いることができるため、アグロ以外のデッキタイプにも適していると言えるでしょう。ちょくちょくレシピが上がっていたりするオリンポスコトロールに入れても良さそう。

12/16追加

蝮女 エキドナ

コスト7 ユニット
被ダメージ時、ランダムな自分の場1マスに多頭竜 ヒュドラを出す。
2/6

戦闘したくないユニット筆頭。多頭竜ヒュドラはブロッカーとして悪くない性能でしたが、それがポコポコ量産されるとなるとうんざりでしかありません。よくある列の制限もないので、一枚で盤面を埋め尽くすこともできます。ハデスで能動的に生み出せることも考えると、コストの重さをカバーできるコントロールに適していると言えるでしょう。

単眼巨人 キュクロプス

コスト5 ユニット
自ターン中、戦闘ではHPを1残して耐える。
被ダメージ時、このユニットを封印する。
4/4

各勢力でコモンでもいい性能のものが増えて来ていますが、特に顕著なのが5マナ4/4。こいつは雑にまとめると、速攻と同列強化のないアレース。サイズとコストが入れ替わったガシャドクロとも言えますね。相手ユニットの前に置いた場合はただの4/4とほとんど変わらないので、能力を活かすなら更地に置くか速攻を付与したいところ。デュエルアリーナでは頻出になりそう。

スパルタのウルモル

コスト2 ユニット
他のタイプ『ウルモル』の全自ユニットは速攻を持つ。
タイプ:ウルモル
2/2

勢力横断のウルモルサイクル、オリンポス版。素のサイズも順当ですが、やはり全体速攻付与は強力。ウルモルの集落がノーコストの海洋アテナGPと化します。

スパルトイの進軍

コスト2 スペル
自分の場の縦一列に竜牙兵スパルトイを出す。

スパルトイの生成も大分選択肢が増えましたね。ダメージ効率で言えばハルパーの追撃と同じで、4枚体制にすればデッキがかなり安定するでしょう。一番相性のいい「天羽々斬の一閃」(イズモ)と併用できないのが非常に惜しい!

勇王 テセウス

コスト1 ユニット
自分の場への海洋生成時、そのマスにアテナイの守備兵を出す。
タイプ:兵士
1/1

最終的にオリンポスとアスガルドとトリニティの3勢力でのサイクルとなった、地形生成時にトークンを連れてくる1マナユニット。
アスガルド・トリニティが「2/1が1/2を生成する」のに対してなぜかオリンポスは逆。ですが、ダメージソースを絶やしたくないないデッキの多いオリンポスにとっては、HP2は心強いですね。早急に対処しないとやばいやつです。

メフィスト環境のイズモ・コントロールの一提案


メフィスト・カードセットが追加されて早1ヶ月が経とうとしていますが、皆さんはもう環境に慣れましたでしょうか。

今回紹介するデッキはこちらです。

イズモ・セルフバウンス・コントロール

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“召喚時”の能力をもつユニットと、「天狗隠し」のような自ユニットを手札に戻しながら相手のユニットに影響を与えるスペルを組み合わせて、じゃんじゃんアドバンテージを取っていこうというコントロールデッキです。

まずゲーム展開について。

序盤

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キープ基準は、《軽量の召喚時能力持ちユニット》と《それを手札に戻せるスペル》が揃っていることです。《手札に戻すスペル》ばかりでは全く動けないので、優先順位が高いのは前者です。
アテナ・トールら、ユニットを手札消費無しで展開できるガーディアンに対しては、軽量除去の使い方が非常に重要になります。またこちらはHP1のユニットがとにかく多いので、いかにハデスの的にならないように展開していくかが大切です。

中盤

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既に定番の「宮廷道化師アルレッキーノ」「アーモロートの収穫者」で着実にアドを取っていきます。マナに余裕ができてくれば、序盤失ったライフも「エルフの薬草師」を出し入れしたりして、そこそこ回復が効きます。
相手がこちらの対処に手間取っているようなら、「離魂術士サナム」で攻めに転じましょう。ブロッカーを展開してきたらツクヨミでどかしたり軽量除去・バウンスでちくちくダメージを与えていきます。相手に確定除去を使わせられれば十分です。サナムを出し直すのが楽しい。

終盤

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HPが高くダメージで削りきれないユニットは、4枚の確定除去(「焔蛇の激昂」「大国主の神米」)で排除しつつ、疲弊した相手に「人造獣カオスキメラ」を叩きつけてフィニッシュします。コントロールの定番ですね。

カードの使いどころ

基本的に、小型の"召喚時"ユニットを、いつ・どの列に配置するかというところがミソになります。

  • 「ゲンジの行商人」

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初手にあっても、必ずしも1ターン目に出す必要はありません。返しの相手ターンにHP2以上を置かれれば対処を迫られることや、相手に列を合わせる必要のある「カマイタチの退却」のためです。唯一の1マナの軽さをどこで活かすかを意識するべし。

  • 「忍者乱波」

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こちらも序盤から出していかずに、カオスキメラなどフィニッシャーを展開してからのブロッカー排除のために温存するのもアリです。特にアテナ/トールというHP1ユニット生成に対する使い所が難しい。マナが許せば、「カマイタチの退却」と合わせて3~4点のダメージになるのも重要なテクニック。

  • 「カマイタチの退却」

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相手ユニットが1体でも、確実に除去できる場合は遠慮なく使ってしまうのが無難です。無理に「ユニットが2体縦に並んだ時に使おう」とか考えてると、大体使い所を失って押し切られます。
ほぼ"セルフバウンス付きの「風魔手裏剣の投擲」"と考えてよいですが、こちらは隠密にもダメージを与えられるのも忘れずに。

  • 「鬼切の誘引」

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こちらの盤面が完成していない限り時間稼ぎにしかならないことから、1枚のみに抑えています。場合によっては自分のユニットに使ってもいいですが、そのままだとアドバンテージが得られないので、よくよく考慮しましょう。

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大雑把な括りですが、これらは全て“効く相手には効くけど効かない相手には効かない”対策カード枠です。トラルテクトリは居座るだけでプレッシャーになりますが、前者2枚は、無理に能力を生かそうとせず、そのまま出してしまうという選択肢も十分ありえます。サンドウォームを抜いてトラルテクトリ2枚でもいいかもしれません。僕は1枚しか持ってないので1枚しか入れられませんちょっと重いのが心配ですが。

得意/苦手な相手

オリンポス

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仮想敵の一つ。小粒のユニットが多いので多くの軽量除去が有効です。ただし前述のとおり、ハデスはこちらにもぶっ刺さるので注意。
先に触れていますが、ガーディアンパワーでユニットを展開してくる相手は、慎重に対処していけば意外とやれます。ポイントは、無理にこちらのユニットをブロッカーに立たせないこと。そのうちこちらのスタッツが上回ってくるはずなので、1点ずつくらいのダメージは放置しておいてもどうにかなります。ブン回られたら潔く画面右上タップです。

アスガルド

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HPが高いユニットが多いですが、「アーモロートの収穫者」が割と刺さります。特に「スヴェアの踊り子」や「大地蛇ヨルムンガルド」が成長しないうちにこいつで対処できるかどうかが大事。バウンスもある程度有効です。
「療法手シギュン」や「永夜神ノート」を奪えれば相手のペースを崩せます。イズモの軽量除去で露払いしつつニュートラルで殴り勝つイメージ。

ルクソール

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砂漠にはかなり相性が悪いです。「地砂神ゲブ」やら「ルクソールの魂送祭」やら「ソベクの怒り」やらでいくらでもソベクの尖兵が湧いて出て来る上、HP3がかなり硬い。展開される前にこちらが攻勢に出られればやれなくはないですが…。ただしイシスには決して不利ではないです。弱体化されても出し直せばリセットできる上、相手も大振りな動きが多くバウンスや確定除去が結構刺さります。「冥獣アメミット」をアルレッキーノで奪って「大国主の神米」で無力化するのは結構爽快です。でも「大気神アメン」はマジで勘弁な。

トリニティ

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ビッグマナ系には、いかに先に脅威を展開しつつ、相手のフィニッシャーをいなせるかがキーです。「人面獅子マンティコア」にはバウンスを合わせないこと、護衛持ちは「大国主の神米」で。ルシファーはやめてー。

イズモ

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コンボアグロと山岳型に大別すると、前者はおおむね「風魔手裏剣の投擲」「カマイタチの退却」を引けるか否か。後者はあまり当たったことがないのですが、「山岳神コノハナサクヤ」以外はだいたい火力が効きます。トラルテクトリを温存できるように、なるべく1対1交換以上をとっていければどうにかなるでしょう(適当)。「羽蛇神ケツァルコアトル」が飛んできたら結構キツイ。

採用候補、試してみて抜いたカードなど

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  • 「アマテラスの恩光」…バウンスにこだわれば確かに相性が良いのですが、マナがかかりすぎること(例えば10マナあっても、そのターン中にサナムを出し直せません)、戻しすぎて手札が溢れてしまうこと、何よりトリニティに多い、相手側の“召喚時”ユニットにもメリットになってしまうため、ここでは見送っています。
  • 「暴風神スサノオ」…アマテラスの恩光と同じような理由ですが、動きが大振りな割に、2点で除去しきれないことがよくあること、HP3が意外と頼りないことなどから抜きました。
  • 「狐火の撒布」…嵌まる相手には強烈に嵌まるのですが、逆もまた然り。また通常のアグロイズモのような"スペルを唱えた時"のシナジーも無いため、不採用です。
  • 八咫烏の急報」…時どき「小狐丸の反撃」と入れ替えたりしてます。2枚だと入れすぎ、でもやっぱり消耗戦で1枚あると嬉しいというやつ。
  • 「彷徨える石像」「泥擬人マッドゴーレム」…「アーモロートの収穫者」がぶっ刺さるため。というか収穫者が優秀すぎる説。
  • 「死王リッチロード」…悪くないです。トラルテクトリと入れ替えても良いかもしれませんが、出し直すとスタッツがリセットされてしまうのがやはり痛い。前列しか対処できないのもマイナスポイントです。こいつが一番光るのは、やはりアスガルドのような盤面を埋めていくタイプのデッキですね。

まとめ

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全カードの中で1,2を争うベスト・カード。イラスト・性能・ギャンブル性全てを兼ね備えている。
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メフィスト期待の一枚。不意の一撃をかましつつアドバンテージを失わない。やっぱり可愛いは正義。
元々は、始めた頃から好きだった「ゲンジの行商人」を、とにかく使い倒したいと思って作ったデッキでした。山岳型やアグロに寄せたタイプなど試行錯誤していたのですが、メフィスト参入のお陰で、アルレッキーノと収穫者という相性抜群のユニットを手に入れられたのが大きかった。アルレッキーノでアレースを奪って殴り返した上で「天狗隠し」で次弾装填みたいな動き、マジで病みつきになります。
まあ上記のとおり苦手な相手も少なくないですが、そもそもあまり見ない形(少なくとも僕は同型に当たったことはありません)のデッキなので、初見殺し相手に対処を戸惑わせることができます。
今回記事を書くにあたって、改めてカードプールを見直してみましたが、「エルフのレンジャー」「アーモロートの渡し守」など、シナジーがありそうなカードもいっぱい見つかりました。伸びしろはまだまだあると思います。
アグロなだけじゃないイズモを使いたい、今使ってるデッキに飽きてしまったという方には、ぜひ一度試していただきたいです。

おわりに

ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。アドバイスや改善点、疑問点、ご感想などコメントいただければとても嬉しいです。次回があれば、またどうぞよろしくお願いします。

※記事内で使用している画像は、プレイ画面のスクリーンショットであるデッキリストを除いて、公式ポータルサイトこちらからお借りしています。

自己紹介

初めまして、「うっし」と申します。
TCGマジック:ザ・ギャザリングをちょくちょくやっているのですが、メシーカ環境が始まってしばらくしたくらいの時期にDXMに出会い、それ以来こっちにハマり込んでいます。
基本的になるべく自力で作ったデッキで勝ちたいというタイプのプレイヤーなのですが、ここ最近自分で割と納得のいくデッキが組めたので、折角ならまとまった文章にしておこうと思った次第です。

好きな陣営はトリニティとイズモ、好きなガーディアンはガブリエルとアテナです。
マイペースに更新していますので、ちょっとした暇つぶしにでも読んでいただければと思います。よろしくどうぞ。